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業務用エアコンの導入と選び方

業務用エアコンの必要性と導入までに知っておきたい事

業務用エアコンとは?家庭用と何が違う?

業務用エアコンは、家庭用エアコンに比べて、冷暖房能力が大きく、広い場所でも短時間で素早く、空調を整えるチカラに優れています。
通常エアコンを使う時間、頻度が長く、多くなるほど、機器にかかる負担が強く、故障や不具合等の原因になります。

その点、業務用エアコンは、耐久性を重要視して作られているため、過酷な環境下、連続稼動、頻度回数が多くても、無理なく活用できます。
また、家庭用エアコンと業務用エアコンは、電源が異なります。

一般的に家庭用は、単層(電灯)による電気契約となっており、従量料金といって、基本料は安く、使用量に応じて毎月の電気料金が決まります。
一方、業務用エアコンでは、三層(動力)による電気契約が一般的で、定額料金制が設けられ、家庭用エアコンに比べ、基本料金が高く設定されているもの、使用頻度、量によって使用量の割引高が高くなります。

また、家庭用の場合、一定の空調温度に整えるまで時間がかかることもありますが、安定した温度時では、エアコン運転消費電力が少なく、料金を安くおさえられるのがメリット。
一方、オフィスや飲食店、ショップなど人の出入りが頻繁で、その度に、室内の空調温度が著しく変化する場所では、目まぐるしく動く温度変化に対応しなければなりません。

そのため、業務用エアコンの電気使用量は、格段に高まり、万が一家庭用エアコンで電気契約を行なうと、電気料金負担が大きくなります。
最近の家庭用エアコンは、性能もやく、かつエコ節約機能も搭載され価格も安いという点から、小規模スペースのオフィスや事務所でも導入を検討されている担当者様も多いようですが、注意が必要です。

確かに、トータルバランスには優れていますが、家庭で使用する頻度は、家族が全員帰宅した後の夕方から朝方にかけての6時間から8時間程度。
しかも、人の出入りといった環境の変化は、ほとんどないため、エアコンにかかる負担、電力使用量も毎月ほぼ一定です。

しかし、人の出入りが激しく、1日10時間以上、また連続稼動が一般的なビジネスシーンでは、エアコンにかかる負担が増大。
ましてや、使用量も大きくなるため、やはり、どのような状況においても、家庭用との差は歴然です。

今一度、「業務用エアコン」と「家庭用エアコン」の違いをよく理解し、導入を検討してください。

業務用エアコンにするメリット

メリット1、光熱費の大幅削減

業務用エアコンの最大の魅力は、ランニングコストが安いことです。
広いスペースで、人の出入りが多く、さまざまな人間がせわしく動き回る会社、ショップ、飲食店頭では、空調管理が非常に難しい。

しかし業務用エアコンは、あらゆる環境を考慮した上で作られているため、少ない動力で、最大限の稼動を実現。
また24時間の連続稼動でも低コストで運転できるよう、省エネ機能に優れている点も導入のメリットといえます。

また、業務用エアコンは、通常動力契約となり、基本料金は高いものの、使用頻度によって割高率が高くなるため使う頻度、使用量が大きい会社やショップ、飲食店ほど、光熱費用の大幅削減が実現できます。

ちなみに、資源エネルギー庁推計のあるデータの平均的用途別電力をみると、空調(照明を含む)の割合が、飲食店約75%、卸小売店約83%、オフィスビル約88%と、使用電力の多くを占めています。

つまり、ランニングコストの優れた業務エアコン‚—にするだけで、大幅な光熱費削減が可能です。

メリット2、種類が豊富

業務用エアコンは、家庭用と違い、種類が実に豊富です。
例えば、形状については、まず、ビルトイン、壁掛け、天井吊、天井埋め込み、天井カセット、床置きタイプなど6タイプに区分され、さらに細かい形状が選べます。

また、馬力についても1,5馬力から12馬力まで選ぶことが可能で、室内の広さ、形状、人数、取り扱う商品や環境等に合わせて、選択できます。
雰囲気を重視したカフェやショールームなどでは、照明とのラインが美しく見える形状や導入設置の方法、またインテリア感覚で導入できるデザイン性に優れたものまで誕生しています。

メリット3、耐久性

業務用エアコンは、会社や店舗等にあわせ、長時間運転を想定して作られているため、家庭用エアコンとは比較できないほどの耐久性に優れています。
家庭用エアコンの平均耐用年数は、5年から6年程度(掃除、定期メンテナンスを実施した場合)。

一方、業務用エアコンは、14年から15年(掃除、定期メンテナンスを実施した場合)以上ともいわれています。
頻繁な人の出入りによって、外気が流れ込みやすく、その度に空調の乱れが発生、油、水、熱による外的要因によるサビの危険性(厨房等)、24時間365日ひっきりなしの連続稼動による負荷、など、過酷な環境でもしっかりとしたメンテナンスを行なうことで、15年も耐えうるのが業務用エアコンの強みです。

メリット4、シンプル

意外にも業務用エアコンの操作が簡単で、しかもお手入れがしやすい作りになっています。
最も汚れが付着しやすく、故障の原因となる「フィルター」や「外パネル」の取り外しも簡単で、さらに、汚れがふき取りやすい形状に設計されています。

ただ、天井などに埋め込まれたエアコンの場合、業務の邪魔になることから、あまりお手入れができない、という事もあるはずです。
しかし、最近の業務用エアコンは、汚れのつきにくいフィルターにするなど、さまざまな工夫が施され、掃除の手間を省くことも可能です。

業務用エアコンを操作できる人が、「社内で限られている」というよりも、「誰もが、簡単に操作できる」という状況こそが、光熱費大幅削減への実現に繋がります。

業種別に向いている業務用エアコンは?

業務用エアコンは種類がとても豊富で、「自分の会社やオフィスにはどのタイプがいいのだろうか?」と正直迷う事もあるはずです。
そこで、環境別に向いている業務用エアコンをいくつか紹介しますので、参考にしてください。

1、会議室・ミーティングルーム・学校・塾

例えば、学校や学習塾や集会所、会議所、ミーティングルームなどのように、多くの人が集まり、何かを話し合う、勉強する、という環境には、「天井カセット4方向タイプ」の業務用エアコンが適しています。

その理由は、吹き出し口が、4方向についているため、室内の隅々まで一定の温度で保つことができます。
また、比較的運転音が静かで、騒音による集中力低下などの不安要素が払拭できます。

ただ、天井カセット4方向タイプには、さらに、天井埋め込みと、吊るしの2タイプがあります。
天井のスペースをすっきりさせたい、耐震強度へ影響を及ぼしたくない、という場合は、設置の際に建物に穴を開ける必要がないため、「埋め込み式」でも問題ありません。

一方、「吊るし」タイプは、構造上天井内のスペースがない、設置をスピーディーに行なって欲しい、導入予算が厳しい場合に最適です。

2、医療系機関

病院のように、幅広い年齢、体調が優れない、個室で区切られる、など環境では、「マルチエアコン」がおすすめ。
マルチエアコンとは、1台の室外機で、複数の室内機(エアコン)を運転する機能がついている業務用エアコンのことで、最近では、会社や企業だけでなく、新築の住宅でも活用されています。

ただし、大きな施設の場合は「ビル用マルチエアコン」を選ぶ必要があります。
室外機が1台で複数の室内機を設置できるため、スペースに制約がある場合に有効。

また異なるタイプ(壁掛け、壁埋め込み、天井カセット、天井埋め込みなど)を同時に1台の室外機で設置できます。
その他、医療機関では、殺菌、防臭設計が組まれた業務用エアコンならさらに効果的に活用できます。

3、飲食店

飲食店の場合、お店の業態に応じ「馬力」優先で選ぶのがおすすめ。
なぜなら、楽しく食事をしたいのに、室内が暑過ぎたり、寒すぎたりしては、美味しい料理もまずく感じます。

とはいえ、火や熱、油をひっきりなしに使用する過酷な環境がゆえ、空調管理も簡単ではありません。
中でも、お客様自身が調理を楽しむ「焼肉」「お好み屋」や、お客様のすぐ目の前で調理する「カウンター」の場合は、デザイン性よりも「馬力」重視で選んでください。

業務用エアコンは、1,5馬力から12馬力までありますので、業態に適したパワーをお選びください。

業務用エアコンにかかる費用

家庭用エアコンに比べると、本体自体が大きく、馬力もかなり強いため、電気代が正直心配というオーナー様も多いはずです。
そこで、業務用エアコンの電気代など費用についていくつか紹介します。

1、本体費用

業務用エアコンは、形状、馬力、オプション機能によって、購入費用は全く異なります。
また同じ馬力、同じ形状でも、メーカーによっても、価格が10万以上も違う場合もあります。

例えば、天井カセットタイプで、3馬力、シングル、その他特別なオプションなしの場合であれば、10万前後から20万円前後で購入できます。
しかし、エコ機能、人検知センター機能、クリーン機能、12馬力、4方向、360度全周機能など、高性能になるほど購入費用が格段に高まります。

2、工事費用

業務用エアコンの設置工事は、本体をただ取り付けるだけではありません。
状況や設置するエアコンのタイプによって、各業者とも、価格が異なります。

一般的に設置工事に必要なのが、室内機設置費用、室外機設置費用、配管工事、排水工事、材料費、電気工事費用などがあります。
その他、搬入費用として、人力、ロープ、レッカー費用、養成費や消耗部材、試運転費用、諸経費などが細かく発生しますので、トラブルを避けるためにも、見積り書の内容をしっかり確認してください。

撤去作業が必要な場合は、処分費用も含め、工事費用見積り書に記載されます。

業務用エアコン業者の選び方

次に、業務用エアコン業者選びのポイントをまとめてみました。

ポイント1、実績は?

販売実績、工事実績が多い業者は、それだけ「信頼」が高いと判断できます。
顧客だけでなく、業務用エアコンの各メーカーからも信頼をよせられているからこその、実績なのでしょう。

また、各メーカーからの信頼性は、仕入れコストの削減にも繋がるため、高品質の業務用エアコンの低価格販売が実現できます。

2、設置工事は?

本体の販売だけでなく、設置工事も一貫して対応できる業者の方が、安心です。

3、価格は妥当?

価格の妥当性については、複数の業者を比較する必要があります。
そのためには、いくつかの業者を選び、実際に見積り書を入手した上で、比較検討することをおすすめします。

4、質は?

設置工事の出来、スタッフの質も、業務用エアコン導入の失敗を避ける、大事なチェックポイントです。
例えば、国際規格ISOなど、品質が約束された規格、許可を有した業者は、工事の品質が裏付けられている証になります。

また、冷暖房設備や空調設備を行なう場合、国土交通大臣指定機関実施の国家資格「1級管工事施工管理技士」や、「1級電気工事成功管理技士」などの資格が不可欠。

質が高く、安心して設置工事をお任せできる業者ほど、有資格者が多く在籍しています。

業務用エアコン一括見積りサイトで業者の比較(おすすめの理由)

上記の件をふまえ、業務用エアコンの導入設置などを検討している担当者様、オーナー様には、「業務用エアコン一括見積りサイト」の活用をおすすめします。
業務用エアコン一括見積りサイトとは、業務エアコンの設置導入を考えている方と、それを請け負ってくれる業者様とのマッチングサイトで、業者の比較と選別がより簡単で、より正確に行なえます。

その理由は次のとおりです。

1、条件に適した業者のみに見積り請求できる!

「業務用エアコン一括見積りサイト」は、設置台数、設置場所、導入の時期など、条件をいくつか選択するだけで、全国から集めた業務用エアコン業者の中から、条件に合致した業者だけに、見積りなどが依頼できるサービスを提供しています。

そのため、あらゆる業者に手当たり次第連絡をする手間もなければ、利用するかどうかはっきりしない業者の事務所にわざわざ足を運ぶ必要もありません。
「業務用エアコン一括見積りサイト」では、通常条件に合致した業者を10社まで絞込みし、そのうち7社ほどに見積りを依頼出来ます。

2、面倒な手間がない!

多忙な担当者様やオーナー様の大事な時間を無駄にしないよう、必要な情報入力は、たったの1回のみ。
しかも、所要時間はわずか2分ほどなので、業務の間に業務用エアコン業者を見つけることが出来ます。

また、「業務用エアコン一括見積りサイト」は、24時間365日お申し込みに対応。
スマホやタブレット、PCなどネット環境が整えているものであれば、場所や時間を問わず、利用できます。

3、幅広い要望に対応!

「業務用エアコン一括見積りサイト」には、全国各地で実績を残す業者様と提携を結んでいます。
そのため、「新規設置」「取替え」「撤去」「コストの見直し」「設置環境が悪い」等、あらゆる要望にお応えできます。

他業者では、設置に難ありと断られた場合でも、対応できる可能性が高いので、お気軽にご相談ください。
もちろん、サービスは何回利用しても無料で活用できます。